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偽書「東日流外三郡誌」事件

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歴史が好きでなおかつ古代史が好きな方は一度は目にしたことがある古史古伝「東日流外三郡誌」。知らない人は読み方すらわからないと思いますがこれで「つがるそとさんぐんし」と読みます。詳しくは私もしりませんでしたが先日表題の本を読みました。

 

 

「東日流外三郡誌」Bookレビュー

東日流外三郡誌とは?

青森県で自宅から突然発見された古文書として1970年代に登場し世を騒がせました。衝撃的だった理由は、古文書に書かれた内容が古代日本の特に東北地方に関する新発見が多くあり、古代史を塗り替える大発見だったのです。しかしそれよりも世を騒がせる理由となったのは「偽書」としての論争が繰り広げられたことでした。

 

本書の立ち位置

本書は東日流外三郡誌にまつわる「偽書騒動」にかんして、時系列順におこった事件が書かれています。作者は「斉藤光政」で、当時は東奥日報の新聞記者として本事件を追い続けた方です。また、作者は「偽書」として事件を追い続けていましたので「偽書派」と呼ばれていますが、新聞記者らしく事実を元に本を書いていますので、偏りすぎた思想とはいえないかと思います。

また、本の内容もまるでミステリー小説のように少しずつ明らかになる真実や、次々明かされるウソなど一気に読みきれてしまう面白さがありました。

 

まとめ

本書を読んで私の結論としては、やはり「偽書」であるだろうと考えます。あまりに和田氏関連の怪しい事件が多く、仮に本当の古文書がまぎれていたとしても、それを判別することが困難な状況となっています。
かつで「ゴッドハンド」とよばれた発掘家がいました。彼は「旧石器捏造事件」を起こしニュースとなりました。彼の行いによって日本から前期・中期旧石器時代の遺跡は消滅しています。考古学において、発見は発見者の性善説に支えられているのだと私は思います。それ故に偽証は罪が重く、本人からしたら些細な工作行為と思われたことが歴史そのものを否定し、覆す大事件になってしまうのでしょう。

そんな私でも「偽書」と聞いていながらも東日流外三郡誌を読んでみたい、そんな衝動が多少なりともあることは否定できません。古代史が好きな方ならばわかるかと思いますが、歴史というのは近代でもハッキリわからないことが多いものです。それが文字もない時代のことだったなら尚更サッパリわかりません。そのため古代史は発掘を繰り返して数少ない中国などの文献と照らし合わせて古代日本の形をおぼろげながら構築しているわけです。
だから東日流外三郡誌そのものは否定でも東北の歴史自体が本当になかったかなどは、まだわからないのです。そういった未発見を推察することに古代史浪漫はあふれているわけです。本書でもありますが東北の「三内丸山遺跡」は、古文書ではありませんが、確かに東北に大きな文化圏が存在したと感じさせる何よりもの遺跡です。もっと早く遺跡が発見されていれば東日流外三郡誌は書かれなかったかもしれません。

もう二度とこんな偽書は生まれてほしくないと強く思うしだいです。

 

関連リンク

NEVERまとめ「史上最大の偽書事件!? 東日流外三郡誌「つがるそとさんぐんし」とは〜和田家文書の謎」
新しい歴史教科書(古代史)研究会
ASIOS「『東日流外三郡誌』は古代東北の真の歴史を伝える古文書か?」

 

「東日流外三郡誌」関連書籍

 


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