最近はPainterからSAIに移行して、ある程度は思っている形での絵描きができてありがたい状態なのですが、色んな方のご意見を聞いてみるとClipStudio(以降クリスタ)が良いという話を聞きます。まだそれほどSAIに染まりきっているわけではないので、一度クリスタを使ってみようと思ってみた次第です。
最近のお絵かきソフト最強!?と言われるClipStudioの実力とは!?
まずは体験版をDLしてみよう!
「CLIPSTUDIO」のHPではクリスタの体験版DLができます。今回はこの体験版を使って、使い勝ってなんかを見てみようと思います。それで本当にすばらしいツールであれば、SAIから乗り換えも考えてみようと思う次第です。
いくつかの筆で、塗り心地を試してみた
クリスタにデフォルトで用意されている筆をいくつか試してみました。いずれも1枚5分程度であまり時間をかけないようにして書いたものとなります。
1.油彩平筆
クリスタに用意されている筆を見渡したときに、この油彩平筆が一番わたしの描き方に合いそうと思って、まず最初に試してみました。結果としてはちょっとというか、結構使いづらいと言う感じです。もちろん本格的に使うときには筆をカスタマイズするとは思いますが、塗った感覚からすると、この筆をカスタマイズして自身の描きに合わせるのはちょっと難しいという印象です。
ベッタリとした塗り方は問題ないのですが、それをなじませる時の色置きが自分の感覚にはあいませんでした。
2.水彩(透明水彩)
油彩がちょっと合わなかったので、次は水彩に期待してみました。ただ、自分の塗り方は水彩向きではないので、濃い色を置いた後に、明るい色が置けるか?という点がポイントになります。使ってみた感覚としては、ちょっと常に筆圧強くしていないといけない感じでしたので、単純に疲れたなぁ・・・・という感じでした。
3.水彩(濃い水彩)
水彩に期待した分、ちょっと残念でしたがこの「濃い水彩」はかなり自分的にはイイ感じでした。濃い色も、明るい色もイメージに近い形で色が置けましたので、出来上がりの絵も比較的マシな感じになっていますね。自分がクリスタを使うのであれば、おそらくこの濃い水彩のブラシをカスタマイズすることになりそうだなって思いました。
4.おまけ(SAI)
その後に、SAIに戻って描いた絵になります。これだけ丸筆ではなく、角筆なので雰囲気もかわってしまいますが、やっぱりSAIの色置きの方が自分にあっている感じでしたね。
SAIよりも明らかに優れていると聞いた点
クリスタについては、筆圧に応じたタッチ表現が良いと聞いていました。つまり線の「入り」と「抜き」の部分と言うことです。確かに鉛筆などで試し描きした感覚では、素直な線がシャッシャと引けた気がします。
ただ、私の描き方だと線画は重視していませんので、あんまりそのクリスタの良さを活かせる感じではありませんでした。
その他、さまざま高機能な面
機能一覧については、公式HP等に任せておきたいところですが、ざっと見て非常に多くの機能が備わっていることは理解できました。ただ、自分がそれら機能を求めているのか?という点に関しては、それほど求めていなかったりもしましたので、SAIからクリスタに敢えて乗り換える理由とまではいきませんでしたね。
忘れてはならないユーザサポート
ソフトウェア自体の高機能もクリスタの売りですが、それともう一つ大きなウリとしては、企業によるユーザサポートになります。SAIと違い、株式会社セルシスが24時間サポートをうたっており、BugフィックスやVerUpなども今後の進化も期待できる点は末永く使って行こうという方には欠かせない点になるでしょう!
今回クリスタを使ってみてのまとめ
・SAI利用者が敢えて乗り換えするほどの良さは感じなかった
・線画主体の絵であれば、クリスタの方がよいかもしれない
・これからデジ絵はじめる人はクリスタの方が後々良い気がする
・金額がDL版で5000円とSAIと変わらない点も良い
ClipStudioでお絵かきしたい方はコレがオススメです!